あたらしものずきっ!

試してみたものとか、遊んでみたものを色々記してみます。

最終出社日

約3年3ヶ月。以前の退職は有休が終わったあとも職探しに頭を抱えていたのに対し、今回は内定先と新しい目標も固まっているので、気楽な約一ヶ月の有休消化となりそう。

株式会社マイネット


新規開発ではなく運営が中心という現場で

  • カスタマー対応のログ調査
  • DAU等のKPI系調査
  • 作業工数の短縮と自動化

が主な業務だった。

とはいえ、タイトルによってはバージョン管理のコミットログが引き継がれなかったりと、トラブルの勘所が全く分からない状態も起きたりして、それを調査することに精一杯。呼び出し元や継承元のクラスを片っ端から読み解いたりと、OSSで人の書いたコードを延々と読んでいた経験はそれなりに活きた。

積み重ねてきた経験を振り返ってみると、Fluentd + Embulk + DigdagでのETL処理と、JenkinsでのPipelineを使った可視化した上での自動化が主。Digdag自体はTreasureDataが契機で始めて、ワークフローがコードベースで起こせたことで大きく管理コストが下がったことを覚えている。JenkinsはPipelineでの知見が案外ググっても件数掛からなくて、開拓する余地はありそうだと感じた。

新規開発を基本行わないやり方は向き不向きがあるようだけれど、個人的には実装に対し局所技巧が常に求められることよりも気楽だった。ソーシャルゲームによくありがちな「過剰なスピード局所実装=未来の重い負債」という前提にて、年数経過した現実を直視して「実装せずに実装できたらいいのになぁ」と支離滅裂な感想を持つこともあった。



今回の転職は、開発と運用の両方いずれも構わないという前提の元、ソーシャルゲーム運営に括らないことで選択肢の幅を広げ、できるだけ広い裁量が手にできる状態で、第三者から定量評価で信頼される状態に持っていける道を探した結果に辿り着いた。

実質的な転職活動は2ヶ月程度。ただ、今後の生き方を含めての検討は1年くらいしていた気がする。アウトプットも社名を背負う事についての是非とかで控えていたものの、次の職場は会社方針で積極的なGOサインが出ており、久々に文章量が増えそうな予感である。