あたらしものずきっ!

試してみたものとか、遊んでみたものを色々記してみます。

まとめ的に書いてみることにする

SecondLifeを始めて、かれこれで約1年半は経つはず。色々あったけど結果的に落ち着くとこに落ち着いたので感想的に。

SecondLifeに関しては、知ってる限りでも「萌え」がまったくない商業路線なサービス、というのが通例的な紹介文句で、正直これ絶対はやるわけがねぇ、とは思ってた。

大分前からやってたおかげか、今色々と参入支援をやってる企業の代表者ともちょこちょこ面識あるけど、ビジネスメインな人とはあまり関わりもつこともなくて、色々と挨拶に行く程度。

現状、空気的に斜陽な感じはあって、色々と企業サイドで告知なんか打っても、プレゼント目的だけの人で一時的に盛り上がるだけでその後はさっぱりすぱっと消える。

多分、基盤固めなんかを全部放置したままビジネス全開につっぱしりすぎた反動が来てるんだと思う。なんせIssue TrackerのJIRAにバグの報告はあまりこないのに「バグ直しやがれ」とか「要望叶えないLLはカス」とかそんな意見ばっかし。

LL自体がそもそもマルチバイトに対応したサービスを想定してなかったのも悪いんだろうけど、それ以上に英語嫌いなのはどうにかなりませんか。「ローマ字見えたから逃げた」とかそんな日記見たときは「帰ってこなくていいよ」って素で思ったくらいだし。

Linden側が雑談とかバグに関する会議のための時間を設定もしてるんだけど、そこらへんに関して情報を数人で広げても「行きたいなぁ」とか「行きます」って意見書くだけで終わってるケースも多い。逆に「なんか不満ばかり言ってしまいそうで怖いから行くのやめとく」なんて言ってた、レンタル先のSIM管理人が清清しくみえて困るくらい。

今のSecondLifeにとって一番ほしいのは、ビジネスマンでもなければ、金に目がくらんだ亡者でもなく、流行のWeb2.0(笑)を先取りしたくてたまらない人でもなくて、C++で書かれたViewer - つまりクライアントのリソースを直にいじれる人。

知ってるだけでも数人はコードを書いてる人がいるけど、やはりコードを書ける人ばかりじゃないから、彼らが書いたコードをLLが受け入れてくれるように修正案へvoteするのが大概の場合精一杯だったりする。

先日wiki.secondlife.comにあるコンテンツの言語別翻訳ページを書くためのルールが初めてわかった。初心者のヘルプに答えるのに必要なヘルパーがオフィシャルで存在してて、かつ一般参加者でも条件が整えば応募できるということも先々月に初めて知った。

一番最初に整えるべきだったベースは最近ようやく進みだした感じ。何も触ってないのに「大失敗」とかいう人にはもういうことすらないけど、基盤というか、エンジンサイドで触ることができる部分は多すぎて、むしろ色々弄り回したい人には持ってこいな環境な気がする。

nobunagaou のような、ビジネスばっかり謳ってる人は放っておけばいい。彼らの求めるような環境は、整えるというどころか存在しない状態なんだし。日本代理店が未だ存在しない理由もそんなとこにあるんだし。